仕事終わりに待ち構えている「返信メールの山」、内容を考えるだけで30分…。
地味だけど確実に時間を奪うこのタスク。

どうにかならないの!?
そんな私が試してみたのが、ChatGPTを使ったビジネスメールの自動作成。
想像以上に“使える相棒”だったので、実際の使い方と効果、注意点まで、リアルな体験をお伝えします。
ChatGPTでビジネスメールはどこまで自動化できる?
定型メールは完全自動化できる
たとえば以下のようなメールは、プロンプトをコピペするだけで完成します。
- 請求書の送付連絡
- お礼メール(打ち合わせ後など)
- アポイント調整の依頼
- お詫びメール(軽度のトラブル対応)
ChatGPTに「件名:請求書送付のご連絡 本文:○月分の請求書を添付の上お送りいたします」とだけ伝えると、きれいな文面にしてくれます。
カスタム応答も意外と正確
たとえば「急な納期変更をお願いするメールを、柔らかく、誠実に書いてください」と指示します。
すると、以下のような文章が出てきます。
お世話になっております。〇〇株式会社の△△です。
大変恐縮ではございますが、納期につきまして一点ご相談がございます。
弊社の都合で恐縮ですが、〇月〇日までの納品にご対応いただくことは可能でしょうか……(以下略)
このレベルなら、そのままコピペしても違和感はありません。
実際に使って感じたメリット
✅ 作成時間が1/3に!
5〜10分かけていた文面が、1〜2分で済むように。
自分で書くよりも早く、言葉も丁寧。テンプレ化も簡単です。
✅ 言い回しが自然で助かる
「お忙しいところ恐縮ですが」など、ビジネスでよく使う表現をきれいに出してくれます。
特に社外メールで「言葉づかいに気を遣う場面」には強い味方。
ただし注意点もある
❌ そのまま送ると“AI感”が出ることも
「ご査収ください」や「お目通しいただければ幸いです」など、やや“堅すぎる”文になることも。
自分のトーンに軽く調整するひと手間は忘れずに。
❌ 社外秘の情報は絶対に入れない!
ChatGPTはオフラインではなく、入力内容をサーバーに送って処理しています。
社名、個人情報、取引条件など機密性の高い内容は避けましょう。
実際に使ったプロンプト例(コピペOK)
シーン | プロンプト | 結果 |
---|---|---|
アポ調整 | 「来週の打ち合わせ日程を3候補提示して、相手に調整をお願いする丁寧なメールを書いて」 | 柔らかく自然な文章に |
見積送付 | 「見積書を送付するビジネスメール。失礼なく簡潔に書いて」 | そのまま使える完成度 |
謝罪 | 「納品遅れをお詫びするビジネスメール。誠意あるトーンで」 | 丁寧な謝罪文が生成された |
無料と有料(ChatGPT Plus)の違いは?
項目 | 無料(GPT-3.5) | 有料(GPT-4) |
---|---|---|
精度 | 普通 | 文法や言い回しがさらに自然 |
スピード | 早い | やや遅い |
安定性 | 時間帯で不安定なことも | 比較的安定 |
月額 | 0円 | 約3,000円($20) |
まずは、無料で十分使えます。
業務で毎日使うようになったら有料にすると、効率がさらに上がります。
まとめ:メール作業は“任せていい仕事”
メール作成に時間をかける時代は終わりつつあります。
ChatGPTを使えば、面倒な作業を肩代わりしてくれます。
まずは、1通。試してみてください。
あなたの仕事が「ちょっとラク」になる一歩になるかもしれません。