引用元:ガガガ文庫
「負けヒロインが多すぎる」という作品タイトルだけでも、興味を引かれる方は多いでしょう。このアニメは、視聴者の期待をいい意味で裏切りながらも、共感と感動を生み出す独特の恋愛ストーリーが特徴です。
多くの視聴者は、典型的なラブコメ展開を予想するかもしれませんが、実際にはそれ以上に深いテーマが隠されています。
今後のストーリー展開に合わせて、エンディングソングもその切なさをさらに引き立てるものになることが期待されます。
特に片思いのテーマにフォーカスした楽曲が採用される可能性が高いでしょう。今回は、今後のEDソングを独自の視点から予想してみました。
今までに使われたED曲
今のところED曲としてカバーされて流れたのが以下の2つです。
LOVE 2000
引用元:Amazon
アーティスト:hitomi
リリース:2000/6/28
カバー:八奈見杏菜 (CV.遠野ひかる)
恋をしている女の子の曲ですが、曲の中で「悲しいNEWSとどうでもいい話朝からもうそんなのうんざりで」という歌詞が出てきますが、八奈見杏菜の幼馴染の袴田草介()と親友の姫宮華恋()のすれ違いの話を聞かされた場面がリンクしているんじゃないでしょうか。
「ハズじゃなかったとんだオトギ話」の歌詞も、小学生の頃に結婚の約束をしていたはずなのに、漫画やアニメのような展開で、急に現れたぽっと出の乳牛女に幼馴染の袴田草介()をとられてしまった八奈見杏菜の心情を表していますね。
CRAZY FOR YOU
引用元:Amazon
アーティスト:Kylee
リリース:2011/10/05
カバー:焼塩檸檬 (CV.若山詩音)
曲の歌詞の中に「きっとそのためならわたし ちょっとズルいコにだってなりそう」というのがありますが。焼塩檸檬()の思い人で幼馴染の綾野光希()が恋人の朝雲千早()との恋愛の距離感について相談をしている時に、檸檬は光希への思いを吹っ切り友達として接していた。
しかしいざ光希に逢うと、「可愛く思われたい」「ずっとこのままがいい」「もしこのまま二人が別れたら・・」と悪いことを考えてしまって自己嫌悪に陥っていたシーンと重なります。
共通点
どちらとも片思いをする女の子の心情を表現しており、全体的に明るい曲の片思いソングです。
このアニメの性質上、フラれてしまう展開になってしまい、落ち込んだ気持ちのままEDに行くのですが、選曲が明るい曲の片思いソングなので、引きずらずにアニメを終えることができるのが、素晴らしい。
2000年代の曲なので、そのころ青春真っ只中私としましては、グッと心に刺さりました。2つの曲の共通点は、「全体的に明るい曲の片思いソング」「2000年代の曲」「アーティストが女性」といううことです。
今後のEDを大胆予想
1.CHE.R.RY
引用元:Amazon
アーティスト:YUI
リリース:2007/3/07
片思いの女の子が密かに思いをつのらせて、片思いの相手はそれに気が付いていないという「負けヒロイン」ポジションの曲です。
「恋いしちゃったんだ たぶん 気づいてないでしょう?」という歌詞がどの「負けヒロイン」ともマッチしますが、私的には部長に密かに思いを抱いていた「小鞠ちゃん」の文芸部室内での気持ちが表現されていて、カバーしてくれるんじゃないかと思っています。
2. GO FOR IT !!
引用元:Amazon
アーティスト:西野カナ
リリース:2012/7/25
片思いの相手にどうアプローチをしようか悩んでいる女の子の曲です。
「ずっと前からキミ好きでした」という歌詞は、3人の「負けヒロイン」の共通点でアニメでも言葉にして相手に伝えています。ほかにも「でも傷つきたくない 嫌われたくない でも誰にもとられたくない」というのも共通点ですが、なんとなくわがままな感じがして、カバーしてくれるのは「八奈見さん」ポイ気がしますね。
3. 君の知らない物語
引用元:Amazon
アーティスト:supercell
リリース:2009/8/12
恋人がいる相手に思いを寄せていましたが、徐々に付き合えないことを誰にも知られず受け入れていく切ない失恋ソングです。アニメ「化物語」のEDで使われていましたが、ここで使われたら個人的に激熱です。
曲の内容は夏の夜の天体観測が出てきて「夏の大三角形」のセリフがあるので、「檸檬ちゃん」あたりがカバーしてくれそうですが、ちょうど同じような場面がこの間アニメで出てきていたので、このタイミングで出てないとなると可能性は低いですね。個人的に、是非ともカバーしてほしい曲です。
4. さよならメモリーズ
引用元:Amazon
卒業間近の片思いの女の子が精一杯の勇気をだして、告白する曲です。
曲の後半の告白する歌詞があります。下記に載せておきます。
友達のままじゃもう嫌なの
言おうと思ってた
私キミの、キミの事ずっと前から 好きでした引用元:さよならメモリーズ
この歌詞は、3人の「負けヒロイン」の伝えたかった本当の心の叫びを言っているようで、胸がキュッと締め付けられます。この曲は、誰がカバーしても素晴らしいものになりますが、強いて選ぶな友達のまま終わりたくないと思っている「檸檬ちゃん」や「八奈見さん」が適任だと思います。
まとめ
「負けヒロインが多すぎる」の今後の片思いEDソングは、キャラクターの内面を深く掘り下げる重要な要素となります。どのような楽曲が選ばれるのか、期待は高まるばかりです。感動的なエピソードに続くEDソングが、視聴者の心にどんな余韻を残すのか、これからの展開に注目です。
個人的に恋愛ものは「負けヒロイン」を応援したくなってしまうので、このアニメはめちゃくちゃ好きですね。
何かのお役に立てたら幸いです。