日常で使っている言葉が、実は略語だったと知ると驚きますよね。
普段の会話で何気なく使っている言葉には、もともと長いフレーズが隠れていることが少なくありません。
今回は、そんな「これも略語だったの?」と驚くような言葉を10個紹介します。
1. 断トツ
「断然トップ」の略で、「圧倒的な差で1位」という意味です。競技や成績などで使われることが多いですが、もともとは「断然にトップ」から生まれた言葉です。
現代では、ただ「断トツ」といえば誰もが理解できる便利な言葉になっています。
2. ヨッシー
引用元:任天堂
ゲームのキャラクター「ヨッシー」の名前も実は略語です。「ヨッシー」という名前は「ヨッシーザウルス・ムンチャクッパス」という正式名称の略称です。この恐竜型キャラクターは、略称で親しまれることで一気に身近な存在となりました。
3. 経済
経済は「経世済民」の略で、「世を治め民を救う」という意味があります。今では「経済」と聞くとお金やビジネスを連想しますが、もともとは国を治めるという広い意味が込められていました。
4. もしもし
電話で使う「もしもし」も略語です。これはもともと「申します、申します」が省略されてできたものです。電話が普及し始めた頃、相手の声が聞こえるか確認するために使われていましたが、現在では挨拶として定着しています。
5. 教科書
「教科書」という言葉も略語で、もともとは「教科用図書」という言います。現代では、学校で使う「教科書」といえば一冊で完結する学習の道具を指しますが、もともとは各教科のために書かれた本全般を指していました。
6. 押忍
押忍は海軍で「お早うございます」が簡略化されたものです。最初の「お」と最後の「す」が残り、押忍となった説があります。
7. OK
英語のall correct「すべて正しい」が略語のもとです。それなら「AC」では? と思いますよね。これは、何かのスペルミスで「oll korrect」となっていた事からきているようです。
8. 電卓
「電卓」は「電子式卓上計算機」の略称です。もともと長い名前だったものが、今では「電卓」と言えばすぐにイメージできる便利な計算道具となっています。
9. 満タン
ガソリンスタンドで使われる「満タン」も略語で、「満タンク」の略です。ガソリンタンクを満たすことを指す言葉として生まれましたが、今では口語で「満タン」と略して使われるようになりました。略したの「ク」だけなの?
10. サボる
「サボる」はフランス語の「サボタージュ(sabotage)」の略です。サボタージュとは、仕事の妨害やストライキを指す言葉でしたが、日本では「怠ける」という意味で使われるようになりました。これも意外な由来ですね。
まとめ
略語は時代や文化とともに新たな言葉として日常に浸透し、元々の言葉の意味や背景が忘れられていくこともあります。
その変化を知ることで、言葉がどのようにして私たちの生活に根付いてきたかを考えるきっかけになります。略語がどれほど重要な役割を果たしているのか、改めて感じられることでしょう。
次に日常会話で使う言葉にも、どんな略語が隠れているのか、ぜひ気を配ってみてください。