日本の夏の夜を彩る風物詩の花火大会。コロナがあけて花火大会が再開し、大いに盛り上がっていると思いきや、実はそうでもないらしい
今年、少なくとも80大会以上が中止しているのはご存じだろうか？
今、花火大会に何が起こっているのか見ていきましょう
花火大会
花火大会は、江戸時代から始まり、その由来は飢餓や病気で亡くなった者への弔うために花火を打ち上げたのことです
それが徐々に定番行事になり、花火大会が行われるようになりました
花火大会中止4つの理由
理由１：天候不良
今年の夏は例年より雷が多く発生している
また、気温が異常に高くなっているのが影響して、大気が不安定になっており、雷もたらす積乱雲が発達しやすい状況になっている
さらにゲリラ豪雨も頻発しており、悪天候により被害が出るのを避けるため中止せざるを得ないのが現状である
安全を第一に考えると仕方がないですね
理由２：花火の燃えかす
コロナで開催されていなかった期間があったことが影響している
今まで毎年行われていて「気にならなかったこと」や「仕方がないこと」と思っていたことが、再認識されたことだ
例えば、「花火の燃えかすにより車が傷ついた」「花火の音がうるさくて勉強できない」「花火の観客のポイ捨てやマナー違反」といったことが指摘されている
経営陣も考慮しているが、十分とは言えないようだ
理由３：開催費
現状、花火大会を開催すること事態が難しくなっている
円安や物価の上昇で開催費が大幅に増えており、さらにコロナで落ち込んだ経営状態のまま、花火大会のお金を集めるのは非常に難しいのだ
また、花火大会を行っても「採算が取れないのではない」「地元にそこまでの恩恵があるのか」という声も上がっている
つまり、物価高騰の影響が大きいようですね
理由4：地震
8/8に宮城県に最大震度6弱の地震が発生し、8/9には関東に最大震度6弱の地震がありました
この影響で、気象庁が南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）を発表し、神戸港ウィークエンド花火が中止になりました
引用元：神戸公式観光サイト Feel KOBE 神戸公式観光サイト
これは地震が発生した時にため被害を最大限におさえるための対処のようですね
まとめ
花火は「夏の夜の風物詩」というだけあって、毎年この時期を楽しみにしている人々にとって今回の件は非常に悲しいことだろう
だが、今までないがしろになっていた所に目を向ける時期であり、新たな角度で物事を見る必要があるのは明白だ
このことに真摯に向かわなければ、花火大会の存続自体が危ぶまれています