近年、デパートやショッピングモールでガチャガチャコーナーが増加しています。
理由は、その人気と収益性にあります。
その理由を4つ考察していきます。
デパートでガチャコーナーが多い理由4つ
以下の要因によるものです。
空きスペースの有効活用
コロナ禍の影響で閉店が相次ぎ、テナントの空きスペースが増加しました。
ガチャガチャコーナーは、空きスペースを効果的に活用する方法として適しています。
「ついで買い」需要
「ついで買い」とは、本来の買い物目的以外で、追加で商品を購入する行為です。
例えば、本屋を訪れた客がついでにガチャを回すといったように、相乗効果が生まれます。
なによりこれは、店舗の新たな収入源の手段となります。
人気と需要の高さ
ガチャガチャは以下の理由から人気があります。
精巧な作り
日本のガチャガチャは、数百円の商品であっても驚くほど高品質です。
アニメキャラクターのフィギュアや実用品など、細部まで丁寧に作られており、大人も満足できるクオリティを持っています。
豊富な種類と新規性
ガチャガチャのラインナップは非常に速いサイクルで入れ替わり、毎回新しい商品を見ることができます。
毎月約500の新商品がリリースされ、店頭に並ぶため、利用者は常に新しいものがないかチェックしてしまいます。
また、大人向けには、昔子供の頃の懐かしいものなどが人気です。
稀少性とスリル
人気商品は限定数で即完売することが多く、「何が出るかわからない」というワクワク感が魅力となっています。
1台のガチャの中身が何種類かあり、コレクション要素も高いです。
集客力の向上
大規模なガチャガチャコーナーは、それ自体が集客の目玉となり、店舗全体の集客力向上につながります。
まとめ
ガチャガチャは比較的小さなスペースで運営でき、かつ高い集客力と収益性を持つため、多くの商業施設で採用されています。
特に注目なのが、2023年度の売上が10年前の2.3倍の640億円に達し、利用者の7割が女性となっている点です。
これらの要因により、デパートやショッピングモールでガチャコーナーが増加しています。