日本怪奇ルポルタージュ特別編:大阪二児置き去り死事件が問いかけるもの

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2024年1月2日からテレビ東京で『日本怪奇ルポルタージュ』バラエティ特別番組が放送されました。

この番組は、日本で起きたシリアスな問題をルポルタージュ形式で取り上げています。

ルポルタージュ形式とは、取材対象者の発言を交えながら記述する報告・記録の手法です。

番組内で、「大阪2児餓死事件」が取り上げられました。

大阪2児餓死事件」は、2010年7月30日に大阪市西区のマンションで3歳の女児と1歳9ヶ月の男児が、母親の育児放棄により餓死した痛ましい事件です。

目次

事件の経緯

  1. 2010年6月9日頃、母親(当時23歳)が2児を自宅に閉じ込めて外出
  2. 同月下旬頃、2児が餓死
  3. 7月29日、母親が約50日ぶりに帰宅し、子供の死亡を確認
  4. 7月30日、近隣住民の通報で警察官が遺体を発見

事件の発覚は、近隣住民からの通報によって行われました。

警察がマンションに入ると、周囲にはゴミが散乱している状態でした。

子どもたちは猛暑の中、服を脱ぎ、重なるようにして亡くなっているのが発見されました。

事件の背景

  • 母親は風俗店に勤務しており、子育てを放棄していた
  • 母親自身も幼少期にネグレクトを受け、中学生時代に性被害を経験していた
  • 解離性障害の傾向があったとされる

母親は当時23歳で、風俗店で働いており、子どもたちを長期間放置していました。

子どもたちを放置して男と遊び回り、その様子をSNSで紹介していたことも報じられています。

裁判と判決

  • 母親は殺人罪で起訴され、精神鑑定の結果、刑事責任能力に問題なしと判断された
  • 2012年3月16日、大阪地裁で懲役30年の実刑判決
  • 2013年3月25日、最高裁で上告棄却され、懲役30年が確定

社会的影響

この事件を契機に、事件が発生したマンションでは月1回の住民交流会が行われるようになりました。

また、この事件は女性の貧困や児童虐待の問題に光を当て、社会的な議論を起こしました。

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