【Word】文字が上書きされる問題を解決する方法

Wordを使っていると、突然文字が上書きされてしまうことがあります。入力した文字が前の文字を消してしまう現象、これはとても厄介ですよね。この問題が発生すると、文章の編集が思うように進まず、イライラすることも。この記事では、この上書き現象を簡単に解決する方法についてご紹介します。

上書きモードとは？

まず、上書き現象が起こる原因は、「上書きモード」がオンになっていることです。上書きモードは、通常の挿入モードとは異なり、カーソルの位置に新しい文字を入力すると、その位置の既存の文字が消えてしまいます。このモードは、昔のタイプライターのような動作を模倣していますが、現代のワープロソフトではほとんど使われません。

上書きモードのオン・オフを確認する

上書きモードは、簡単にオン・オフを切り替えることができます。以下の手順で確認しましょう。

ステータスバーの確認
Wordのウィンドウ下部にあるステータスバーに、「OVR」という表示があります。これが表示されている場合、上書きモードがオンになっています。「OVR」をクリックすると、上書きモードがオフになります。
キーボードショートカットを使用する
実は、上書きモードはキーボードの「Insert」キーを押すことで簡単にオン・オフを切り替えることができます。誤ってこのキーを押してしまうと、意図せず上書きモードが有効になることがあるため注意が必要です。

上書きモードを無効化する

頻繁に上書きモードがオンになってしまう場合は、永久に無効化することも可能です。次の手順で設定を変更できます。

オプションを開く
Wordを開き、左上の「ファイル」タブをクリックし、メニューから「オプション」を選択します。
詳細設定を選択
「オプション」ウィンドウが開いたら、左側のメニューから「詳細設定」をクリックします。
上書きモードを無効にする
「編集オプション」セクションに移動し、「上書きモードの切り替えにInsertキーを使用する」のチェックを外します。これで、Insertキーを押しても上書きモードが有効にならなくなります。