【Word】未保存・削除してしまったファイルを復元する方法

突然のトラブルで未保存のWordファイルが消えてしまったり、うっかり大事なファイルを削除してしまった経験、誰しもが一度はあるのではないでしょうか？今回は、そうした不安な状況に陥っても焦らず対応できるように、未保存や削除してしまったWordファイルを復元する方法を詳しく解説します。さらに、二度と同じ過ちを繰り返さないための対策もご紹介します。

1. 未保存のWordファイルを復元する方法

未保存のファイルは通常、下書きやテンプレートとして保存されていないため、完全に失われたように思えますが、Wordには自動復元機能が搭載されています。

自動回復ファイルから復元する

Wordを再起動する
- Wordがクラッシュした場合や電源が突然切れた場合、次回起動時に自動回復ファイルを検出します。
- 「ドキュメント回復」ウィンドウが表示されたら、復元したいファイルを選択して開きましょう。
自動保存ファイルを探す
- 上部の「ファイル」タブをクリックし、「情報」→「バージョン履歴」を選択します。未保存のファイルが自動的に保存されていることがあり、ここから簡単に復元できます。
手動で復元する
- 上記方法で見つからない場合、「ファイル」→「情報」→「ドキュメント管理」→「未保存のドキュメントを管理」の順に進みます。ここで未保存のファイルを見つけることができるかもしれません。

2. 削除してしまったWordファイルを復元する方法

ファイルを誤って削除してしまった場合でも、焦らずに以下の手順で対応することで、簡単に復元できる可能性があります。

ごみ箱から復元する

デスクトップの「ごみ箱」を開く
- 削除したファイルがまだ「ごみ箱」に残っている場合、簡単に復元可能です。
復元したいファイルを右クリック
- メニューから「元に戻す」を選択すると、ファイルは元の場所に復元されます。

ファイル履歴やバックアップから復元する

ファイル履歴を利用する
- Windowsでは「ファイル履歴」機能を使って定期的にファイルのバックアップを保存することができます。ファイル履歴が有効になっている場合、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「ファイル履歴」で復元したいファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックするだけです。
クラウドサービスを利用する
- OneDriveやGoogle Driveに保存している場合、クラウド上でファイルの過去のバージョンを確認し、復元することができます。クラウドの「ごみ箱」機能も確認してみましょう。

データ復元ソフトを使う

データ復元ソフトの使用
- ごみ箱を空にしてしまった場合や、上記の方法で見つからない場合でも、専用のデータ復元ソフトを使うことで、ファイルを取り戻せることがあります。EaseUS Data Recovery WizardやRecuvaなどのソフトウェアは、簡単に操作できるため初心者にもおすすめです。