今年の7月頃から日本国内でのお米不足が取り沙汰されています。これは一見、予期しない事態に思えるかもしれませんが、実際にはいくつかの要因が絡み合っています。この記事では、なぜお米不足が起こっているのか、そしてその代用品としてどのような選択肢があるのかについて掘り下げていきます。
お米不足の主な原因
品質の低下と出荷量減少
昨年の米の収穫量は、不作ではなく例年並みでした。しかし、猛暑により茶色く焼けてしまったり、精米中にボロボロになってしまったりと米の品質が悪く、市場に出回る量が減少しています。
政策と田んぼの減少
戦後、米の消費量が減少していっており、政府は今後の米の需要はさらに減少傾向にあるとして、減反(げんたん)、つまり田んぼを減らすことを進めていました。2018年に米政策の見直しがされ、減反政策は廃止しましたが、その影響がここにきて出ています。
お米の代用品としての選択肢
お米不足に直面した場合、私たちが選べる代用品にはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、健康面や栄養面を考慮した代用品をいくつか紹介します。
雑穀米
おむすびブログ
雑穀米は、お米と一緒にキヌアやアマランサス、ヒエ、アワなどの雑穀を混ぜたものです。これらの雑穀は栄養価が高く、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
お米の代わりに炊き込みご飯として利用することで、満足感も得られます。
玄米
東松山店店舗ブログ
玄米は精米されていないお米で、白米に比べてビタミンB群や食物繊維が豊富です。
また、玄米を食べることで血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。玄米を取り入れることで、お米不足の影響を緩和できます。
カリフラワーライス
レシピブログ
カリフラワーライスは、カリフラワーを細かく刻んでお米の代わりに使うものです。低糖質で低カロリーなため、ダイエット中の方や健康志向の方に人気があります。
調理方法も簡単で、炒め物やカレーなど、さまざまな料理に応用できます。
オートミール
トクバイニュース
オートミールは燕麦を加工したもので、食物繊維や鉄分が豊富です。お米の代わりにスープやリゾットとして利用でき、食感もお米に似ています。
また、オートミールは低GI食品であるため、血糖値の安定にも寄与します。
キヌア
しげちゃんのからあげ
キヌアは、南米原産のスーパーフードで、完全たんぱく質を含むため、栄養価が非常に高いです。炊くとプチプチとした食感があり、サラダやスープに加えても美味しくいただけます。
キヌアは炊飯器で簡単に調理できるため、忙しい時にも便利です。
まとめ
お米不足が続く中で、日本国内に存在する伝統的な食材を再評価する動きも見られます。
例えば、うどんやそうめん、蕎麦や麦など、古くから日本人に親しまれてきた穀物の利用が見直されつつあります。
また、地域特産の雑穀や豆類の栽培が進められ、地元で生産された食材を地産地消することが推奨されています。
お米が手に入りにくい時こそ、私たちは日本の食文化の多様性に目を向けるチャンスです。これまで馴染みのなかった食材を試してみることで、食生活に新しい楽しみを見出すことができるでしょう。
ちなみに、今日コストコに行ったら10㎏の新米が売ってありました!
何かのお役に立てたら幸いです。