「楽天・高配当株式・米国ファンド」は、主にシュワブ米国配当株式ETF(SCHD)に投資する投資信託です。これは、楽天証券でしか購入できません。
名前が長いので、以降は「SCHD」と略称で書きますね。
このファンドは、米国の高配当利回り銘柄で構成されており、年4回の決算を行い、原則として3か月ごとの分配します。
運用方針
「SCHD」は、主に米国の高配当株式ETFに投資することで、安定した配当収益を確保しつつ、中長期的な値上がり益を目指しています。
このファンドは四半期ごとに決算を行います。為替ヘッジを行わない方針により、為替変動の影響を直接受けることになりますが、これにより、為替リスクを取ることで得られる潜在的な利益を追求します。
投資対象
「SCHD」の投資対象となる米国企業は、長期間にわたって安定した配当を提供していることが特徴です。これにより、投資家は定期的な収益を得ることができ、リスクを抑えた投資が可能となります。
特に、ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに連動するETFを通じて、配当収益の確保と中長期的な値上がり益の獲得を目指しています。
ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスとは
米Dow Jones社が提供する米国株価指数で、米国の配当利回りの高い100銘柄で構成されています。これらの銘柄は、安定した配当を長期間にわたって支払っている企業で構成されています。
決算頻度
「SCHD」は、四半期ごとに決算を行うことで、投資家に定期的な情報提供を行っています。
決算の頻度は、投資家にとって重要な要素であり、特に高配当株式ファンドにおいては、配当収益の確保に直結します。四半期ごとの決算は、投資家が定期的に配当を受け取る機会を提供し、安定したキャッシュフローを確保する手段となります。
引用元:finance.yahoo.co.jp
手数料と費用
「SCHD」の管理費用は年率0.192%であり、この低い管理費用は、長期的な投資においてコストを抑え、リターンを最大限にするための重要な要素となります。
管理費用はファンドの運用・管理に必要な費用として、日々信託財産から差し引かれます。
「SCHD」の購入時手数料は無料であり、初期投資コストを抑えれます。これは、投資を始める際のハードルを低くし、より多くの投資ができます。
・管理費用は年率0.192%
・購入時手数料は無料
リスクとリターン
高配当株式への投資は、リスクとリターンのバランスを考慮することが重要です。
市場変動によるリスクは、高配当株式投資の避けられない側面です。楽天のファンドは、為替ヘッジを行わない方針を採用しており、これにより為替リスクが直接的に投資成果に影響を与える可能性があります。
引用元:www.rakuten-sec.co.jp
為替ヘッジとは
為替変動の影響を抑えるための仕組みです。これにより、円高や円安の影響を抑えつつ、海外の株式や債券に投資することができます。
まとめ
楽天・高配当株式・米国ファンドは、配当収益の確保と中長期的な値上がり益の獲得を目指していますが、投資の成果は保証されていません。
市場の変動や為替リスクなど、様々な要因が投資成果に影響を与えるため、期待通りのリターンを得られない可能性があります。投資する際は、リスクを十分に理解し、長期的な視点での投資してみてください。